景色

七尾湾の目の前に立地する多田屋。この場所は七尾湾のなかでも波がうちつけない数少ない場所だそう。貴賓室利休の客室ではすぐ目の前に海・・・とても素晴らしい景色。そして、こんなにも海が近いのに波がうちつけることはなく、静かな海を楽しむことができました。まさに絶好で貴重な立地にある旅館です。

外観

多田屋の歴史には劇的な恋を実らせた三代目館主と女将の物語があるそう。。。三代目女将は、当時鍋島藩主の令嬢。身分違いの恋を猛反対をうけながらも実らせた三代目館主と女将。三代目女将は七尾湾を真っ赤に染める夕日を愛し、旅館移転を願いその想いを四代目館主が実現させたそう。歴史と想いがつまった旅館です。

料理

夕食で心に残った一品は、能登の海の幸を堪能できる刺身。とにかく美味しい。甘い。新鮮。とろける。また、刺身をつける醤油が美味しいのです。醤油は２種類用意されており、辛口醤油と自家製甘口醤油から選んで味わうことができます。夫婦ともに気に入ったのは甘口醤油。刺身の旨味が引き立つ甘めの醤油が相性抜群でした。

客室

まさか、お部屋から釣りができるなんて・・・！釣り竿はえさとセットで貸し出しをしてくれます。到着初日は、海の流れが早くなかなか釣りがうまくいきませんでしたが、翌日の海はとっても穏やかで釣りには絶好の天気でした。旅館にある桟橋からも釣りを楽しむ事ができるそうです。

客室

客室からの釣りを楽しむことにしました。せっかくなので１匹でも釣れるといいな・・・と思っていたら、本当に釣れました！可愛らしいふぐ。釣れた魚は、種類によっては実際に調理して下さり、食事に出してくれるそうです。ふぐはすぐに海に戻しましたが、能登の自然を感じる出来事でした。