独立峰としては、富士山に次ぐ全国2番目の高さを誇る山。春は冠雪に覆われ、山麓の青の美しさも圧巻！ 山全体が霊山とされ、登山道のあちこちで御獄信仰に関わるものを目にすることができる。古くから山岳信仰の山として多くの人々が集まり、名前の「さん」も、敬称の意味でつけられたとか。7月1日の開山式から登山が可能。御岳ロープウェイの山頂駅・飯森高原駅の屋上はパノラマ展望台になっており、こちらから眺める御嶽山や日本三大アルプスの景色も絶景だ。

御嶽山の裾野に、うっそうと茂る太古の森。ヒノキなどの銘木『木曽五木』をはじめ、樹齢300年以上もの木々が見られる原生林になっている。苔むした樹木や滝、ひんやりとした空気など、屋久島を思わせる神秘的な雰囲気のある場所だ。遊歩道が整備されているので、森林浴やバードウォッチングが楽しみやすいのもうれしい。

NHKドラマ『木曽オリオン』の舞台にもなった木曽観測所は、東京大学天文台の5番目の観測所として、1974年に開設。風や湿気が少なく、将来にわたって光害の恐れがないこと、さらに大都市からも近いという絶好の立地から、その建設地に選ばれたのだそう。午後1時から5時までは、誰でも見学することができる。

専用の大型ゴムボートで木曽川を下る、ラフティング体験。冷たい水しぶきを上げながらの急流下りは、まるでジェットコースターのようでスリル満点！ 特に終点近くの段差はドキドキもの。仲間と一緒にチャレンジする楽しさが味わえる。川にせり出すように建てられた、独特の「崖家造り」の家々を下から見上げるのも新鮮な光景だ。

御嶽山の麓、標高1000～1500mに広がり、希少種の木曽馬を守り育てていることでも知られる高原。木曽馬の乗馬体験をはじめ、美しい星空観賞や、運がよければ“流星の音”も聴くことができるそう。“流星の音”は、流れ星の落下にともなう電磁波による現象とされ、空気の澄んだ場所ならではの体験も魅力だ。開田高原アイスクリーム工房のアイスも人気。