縁語 Vol.004

庭師志望から盆栽師の道へ 落ち込んでいたときに訪れた運命

ビオクラでは、牛乳や生クリームといった乳製品や卵などの動物性食材は一切使用せず、一つずつ丁寧に手作りしています。パティシエールの斉木久実さんは、東京の洋菓子店で働いた後、地元山梨に戻り「八ヶ岳ナチュレパティスリー」に勤務。「卵アレルギーの人も、マクロビオティックを実践してる人もそうでない人も、みんなが一緒に食べられるお菓子作りを常に考えています。難しさはありますが、それがやりがいでもありますね」。

庭師志望から盆栽師の道へ 落ち込んでいたときに訪れた運命

2年にわたってバレンタインチョコレートの開発担当をしている斉木さん。「今年のバレンタインチョコを考える時に一番最初にとりかかったのは、オーガニックローズマリー&ソルトのホワイトチョコレート。マクロビオティックのホワイトチョコは食べたこともなく、見本となるものがなかったので、材料や配合を一から自分で調べて作り上げたのが苦労した点です」。何度も試作を重ねて出来た完成品は、男性からの評判も上々だとか。

庭師志望から盆栽師の道へ 落ち込んでいたときに訪れた運命

完成した商品のPRをしているのが、広報担当の山部真奈美さん。ビオクラのバレンタインチョコレートの販売予約受付は、2月6日までと少し短めです。「徹底して素材にこだわっており、乳化剤や保存料などを一切使用しないので常温保存が難しく、長期間の作り置きが出来ません。あらかじめご予約をいただきバレンタインデーに間に合うよう作って、お客様にすぐお届けするための最大受付期間が2月上旬までなんです」。

庭師志望から盆栽師の道へ 落ち込んでいたときに訪れた運命

ビオクラこだわりの食品はスイーツにとどまらず、大豆や亜麻仁油、調味料など多岐にわたります。「ここ数年でマクロビオティックの認知が上がった一方で、「難しそう」「面倒くさい」という声もありますが、ビオクラの社員や工房のスタッフでも全員がマクロビオティックの実践者というわけではありません。理論にあまりとらわれすぎず、自分のライフスタイルに合った範囲で取り入れるのが、長く続けるポイントです」。

庭師志望から盆栽師の道へ 落ち込んでいたときに訪れた運命

無理せず、継続できるようなことからマクロビオティックに親しんでもらえたらと話す山部さん。「たとえば白米を玄米に変えるだけとか、普段使っている調味料を伝統的に醸造されたものに変えてみるとか、一気にすべてを変えようとせず自分が続けられることから始めるのがいいと思います。一人でも多くの方に食に対する意識を高めてほしい。ビオクラの商品をきっかけに普段の食生活をより良いものにしていただければうれしいです」。

DATA

●株式会社ビオクラ食養本社
住所:山梨県北杜市小淵沢町1574番地2
電話:0551-20-5300
公式ホームページ
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