冬の鳥取は、古き良き温泉情緒が残る町、三朝温泉と、江戸時代からの繁栄を残す白壁土蔵の町で風情を味わう趣深い旅を。どこか懐かしく、温かなもてなしが心を包んでくれるはずです。日本でも希少な中国庭園や世界的人気漫画家のミュージアムも見逃せない。
開湯から約850年の歴史を持つという三朝温泉は、世界有数のラドン含有量を含む癒しの湯。新陳代謝や自然治癒力を高め、三日朝を迎えれば元気になることから名付けられたとか。昔ながらの風情が残る温泉街には、ゆったり散策したいお店やスポットが。夜のライトアップがロマンチックな恋谷橋や、昭和レトロ感たっぷりの駄菓子屋さんてりふり屋、歴史ある藤井酒造など、たそがれどきが似合うノスタルジックな雰囲気を満喫して。
江戸初期、寛文9年の創業、現当主で14代目という老舗の酒藏。代表銘柄「三朝正宗」「白狼」「三徳桜」をはじめ、新酒のにごり酒、長期熟成酒まで様々な種類がそろう。お土産には、ユニークな電球形の三朝正宗(180ml846円)を。
[藤井酒造]
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝870-1
電話: 0858-43-0856 http://www.fujii-sake.co.jp
昭和の時代にタイムスリップしたような駄菓子屋さん、てりふり屋。昔懐かしいおもちゃもいっぱいで、子ども達ばかりでなく大人も夢中になってしましそう。お値段も10円からと安くて楽しい!
[てりふり屋]
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝901-5
電話:0858-43-0419 http://www.misasa-navi.jp/277/279/1424.html
倉吉市街の中心部を流れる打吹玉川沿いに立ち並ぶのは、江戸から明治にかけて建てられた漆喰の白壁、赤い石州瓦の土蔵群。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている趣深い街並みをゆっくりと散策してみては。この土蔵を改築した14の施設「赤瓦」には、倉吉グルメやカフェ、陶芸館、明治10年創業の桑田醤油醸造場、倉吉の伝統工芸である倉吉絣の実演、展示を行う倉吉ふるさと工芸館など興味深いお店が並んでいます。
[倉吉ふるさと工芸館]
住所:鳥取県倉吉市東仲町2606
電話:0858-23-2255
http://akagawara.net/contents/kurayoshi-no1/meihin/12-kougeikan.php
[桑田醤油醸造場]
住所:鳥取県倉吉市東仲町2591
電話:0858-22-2043
http://kuwatasyouyu.com
赤瓦五号館「久楽」は、石臼で挽くコーヒーで知られる散策途中のひと休みに最適なカフェ。観光客に話題なのが、美肌効果抜群、自家製コラーゲンたっぷりで化学調味料を一切使わない1日20食限定の“ぴん麺”(900円)。観光途中にお肌ぷるぷる効果のランチをどうぞ!
[久楽]
住所:鳥取県倉吉市新町1-2424-2 電話:0858-23-1130
http://akagawara.net/akagawara/05
赤瓦のレトロな町並みを歩けば、心が和み、三朝温泉では体も温まる。青山剛昌ふるさと館や中国庭園燕趙園など見どころも。貴重な国宝、投入堂を拝して心洗われるひとときを過ごしたい。
今や世界的に人気の漫画「名探偵コナン」を生んだ、鳥取県北栄町出身の漫画家・青山剛昌さんの魅力を存分に知ることができる資料館。青山さんの生い立ちから作品の数々など多彩な展示で楽しめます。
住所:鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414
電話:0858-37-5389
http://www.gamf.jp
三徳山三佛寺投入堂は、断崖絶壁の岩に埋め込まれるように建てられた国宝。県道21号線沿いには、この投入堂が遠望できるビュースポット、遥拝所が。車も駐車でき、無料の望遠鏡も設置してあります。
[三佛寺]
住所:鳥取県東伯郡三朝町三徳 1010
電話:0858-43-2666
http://www.mitokusan.jp
鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設された日本最大級の中国庭園。設計、資材調達、建築まですべて中国人技術者により行われた本格的な建造物で、ドラマのロケにも使われたそう。敷地内には道の駅「燕趙園」も。
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町引地565-1
電話:0858-32-2180
http://www.encho-en.com
料金表示は全て税込で、掲載時の価格となります。